導入事例
株式会社デジタルスパイス
「以前に勤めていたお店では、顧客様の情報を紙のカルテと事務用のファイルで管理していました。お電話でご予約をいただくたびに、分厚いファイルを開き、1ページずつお名前を確認していく作業は、時間もかかって、すごく効率が悪かったのを覚えています」と語るのは、六本木のエステサロンで店長を務める隈本さん。
隈本さんが、東京に2店舗、北海道に1店舗を構える現在のお店に転職をしたのは、今から約4年前。
「このお店では、5年前に最初のお店がオープンすると同時にITツールを導入したそうです。店舗のスタッフが日常的に使う機能は、顧客様の情報と予約状況の管理、ウェブ予約のシステム、そしてPOSレジ。なかでも、ご予約のご連絡をいただくと同時に顧客様の情報が画面で確認できるシステムは、手間も時間もかからなくて、非常に便利です。以前の勤務先でやっていた作業と比べると、かかる時間は1/10以下になっていると思います」。
そして、各店舗にはそれぞれ8名から10名のスタッフが所属していますが、隈本さんによると「フロント専属のスタッフは1名もいません」とのこと。
「それができるのも、ITツールの存在が大きいと感じています。お客様からのご予約やお問い合わせが電話のみだった場合、1本の電話のやりとりにかかる時間は約5分。1日に20本の電話対応をすれば、それだけで約1時間半を費やすことになります。でも、ウェブで対応できるシステムがあれば、その作業と時間は必要なくなり、フロントの業務にわざわざ人員を割く必要もない。そして、人件費を抑えることができれば、その分、お店の設備の充実やセラピストの育成に力を入れることができ、その結果として、お客様の満足度も高まります。うちは約80%がリピートのお客様ですが、その理由は、恵まれた立地やスタッフの努力だけでなく、ITツールの有効利用にあると考えています」。